クラウドファンディング「『おてらnaマステ』を製作して、仏教的あそびツールを弘めたい!」は、91名もの方々のご支援を頂戴し、目標も達成いたしました!皆様、本当にありがとうございます。
現在は、ネクストゴールへの挑戦に向けて準備を進めております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!!
※クラウドファンディング「『おてらnaマステ』を製作して、仏教的あそびツールを弘めたい!」はこちらから。
(https://readyfor.jp/projects/otera-na-maste)
さてこの度は、「蓮」のマスキングテープとそのデザインをしてくださった藤井智子さんについてお伝えいたします。是非是非ご一読ください(*^^*)
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マスキングテープのデザインを考えていくなかで、仏教をモチーフとすること、キラキラ光る金色の箔押しの加工をすること、幅は15mmにすること……などなどと徐々に決まっていったときのこと。「キラキラと箔が輝くような白い蓮をデザインしたマスキングテープにしたい!」と漠然と思ったことが、この蓮のマステの始まりでした。
泥のなかで美しい花を咲かせるすがたを仏さまの救いの様子に重ねるなど、仏教では蓮がとても大切にされています。そしてまた、仏さまの教えに出遇い喜んでおられる方々のことを讃えて白蓮華と表現することもあります。
このマスキングテープを手にとることが仏さまや仏さまと自分とのつながりに思いを馳せてみるきっかけになればという想いを込めての、この度の蓮というイメージでした。
さて、蓮のマスキングテープにすることが決まったとき、次に問題となるのは「誰にデザインをお願いをするか?」ということですが、「是非この方にお願いしたい!!」と挙げられたのが、この度の蓮のマスキングテープのデザイナー・藤井智子さんでした。
僧侶であり切り絵作家でありYogaインストラクターであり……と、とても忙しい日々を送られている藤井さん。この度は難しいかもしれないと思いながらのお伺いでしたが、快くお引き受けくださり、とてもとても嬉しかったです!
箔押しという加工により、ピッチ(※)は通常より短くなる、表現できる線には限界がある、箔押し部分の下に白地の部分を作らないといけない……などなど、様々なデザインの制約があるなかで、何度もやり取りを重ね、キラキラと輝く美しい蓮のデザインを完成させてくださいました。
この場を借りて、藤井さんに御礼を申し上げたいとともに、藤井さんが想いを込めてデザインしてくださった「蓮」のマスキングテープを皆さんのもとにお届けできることが、今からとても楽しみです!!!
※ピッチについて:マスキングテープは、数十センチのデザインが数m分繰り返されています。箔押しの加工をする場合、箔の版をつくる関係で通常よりもピッチを短くせねばならず、それに伴って表現できる範囲が狭くなってしまいます。ちなみにですが、ピッチは製作会社によって異なります。
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切り絵作家 藤井 智子(ふじい さとこ)
浄土真宗本願寺派僧侶・布教使。1987年、福岡県西光寺に生まれる。大学院在学中からフリーデザイナーとして、仏教にまつわる絵本、紙芝居、パンフレットなどの制作に携わる。布教影絵集団「ともしえ」メンバーとして、国内外200箇所で実演や、若手僧侶有志のワカゾーメンバーとして、死をカジュアルに語る「Deathカフェ」を開催。Yogaインストラクター、フリーペーパーののさまライター。
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<作者からのメッセージ>
私がイラストを描かせてもらう時、最初に行うのは実際にそのものを見に行ったり、資料を集めて観察することです。今回であれば、蓮はどんな風に咲いているのか、そして花だけではなくて葉っぱや茎はどのような形や色味をしているのか。そして、実際に見てみると花びらの色一つ、形一つにしても自分の頭の中で勝手にイメージしていたものと、実物がずいぶん違ったということもあります。自然を観察していると、定規で引いた直線や、真円は自ひとつもなく、むしろ歪な形が折り重なって、それでもなお調和の取れた美しさをいつも教えてもらう気がします。そして、実は私たちもそんな自然の中で生かされていることをふと思い出していただけたらとの想いを込めて今回マスキングテープのデザインをさせていただきました。眺めたり、ちぎったりいろんな方法で楽しんでいただけたら嬉しいです。
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